コロメガネの手帳

日常という重箱のスミをイラストと文章でつっつくブログ。文房具マニアにつきそっち系のネタも多めです。

ボールサインノックの「見た目」にみる、サクラクレパスの本気。

f:id:coromegane:20150825202822p:plain

2015/3/7

私の周囲にいる文具趣味の女性陣がそろいもそろって鼻息荒く「ボールサインノック!ボールサインノック!」というので、なんぼのもんじゃいと会社帰りに寄った文房具屋ですっかりシビレてしまった。

というわけで、今からサクラクレパスの新製品、ボールサインノックの「見た目」がいかに素晴らしいかについて語らせていただきます。長くなるパターンのやつです。

サクラクレパスの「ボールサイン」といえば、文具オタクの間では世界初の水性ゲルインクボールペンとして知られており、そうではない人々の間でも現物を見れば「あー中学高校のときに女子のペンケースに必ず1本は入ってるアレね」となるに違いない超ロングセラー商品。

「ボールサインノック」は名前こそ継承しているが、デザイン的にはまったく新しいものに仕上がっている。

まず目をひくのが個性的なしずく型のシルエット。ステッドラーのアバンギャルドにちょっと似てる。色数をいっぱい持ちたい系のペンだから全体はスリムなんだけど、握るところはふくらんでいて持ちやすくなっている。細さと書きやすさが両立しているのが大変よい。クリップは必要最小限のちっちゃさでこれまたかわいい。

そして色!色です!

シリーズ全体的に透明感を意識したデザインなんだけど、ボディのペン先側のパーツは樹脂そのものに色がついている。色ごとに違う部材用意しているのか!全部透明にしておけば共通化できて半製品在庫が少なくて済むのに!!なんだその効率を無視したこだわりは!!!と他人事ながらふるえる。

色つきパーツと透明パーツのつなぎ目にはさりげない模様が入っていて、デザインにアクセントを添えるとともに色の境界をなじませるグラデーションの役割を担っている。バリエーションによってパターンを変えているみたいで芸が細かい。

ここまできたらノック部分ぐらいは手を抜いてもよさそうなもんだが、これも透明と色つきのパーツをわけてわざわざ二重にしてある。まったくつけいるスキがない。

さらに驚いたのが替え芯で、なんとここにもわざわざ色が塗ってあるのですよ。なにしろボディが透明だから、ただの芯じゃなくて「見せ芯」だってことですよ。ブラジャーに例えるなら「見せブラ」ですよ!どうですか。興奮するでしょう。

そんでまた、心憎いのがペン先側の塗り残しですよ。ここは色つきの樹脂と重なる部分なので、ボディにセットした時に上から下まで同じ色に見えるようにあえて塗り残してあるんですよ!どこまで全体のデザインの一体感を演出すれば気がすむんだこのやろうですよ!!!

はあはあ。

えー、いったん落ち着いて見た目以外の話をすると、インクもとてもいいです。書き心地なめらかで、何よりも発色がクッキリパッキリ。色のバリエーションもネオンカラーとか今っぽい感じでそろってる。唯一の難点はいきなり40色も出してくるからどれを買うか売り場で選ぶのに大変苦労すること(ほめてる)。

以上、ひさしぶりにサクラクレパスの本気を見せつけられてすっかりノックアウトされてしまったというお話でした。いやー、コレたぶん流行るわ。

[元記事]

ちなみにこのブログをアップした後、巡り巡ってこのペンをデザインした柴田文江さんの目にもとまり、なんとご本人から直接リプライをいただくことができました。ので、こちらで自慢をします。

いいですか皆さん!グリップ部分はエラストマーですよ!これも覚えて帰ってください。

いやもうほんと、こりゃぁブログやっててよかったなぁと思う出来事でした。

モレスキンの元絵はこちら。